大幅に手が加えられているものの演奏性が良くしっかり乾いた音色が心地よい1963年頃製のEpiphone Olympic Specialです。

当時のGibson Melody Makerと共通のマホガニーボディに、17度角ヘッドにナット幅43.0mmのマホガニーネック、ハカランダ指板、本来はMelody Makerシングルコイルを搭載していますが、ピックアップはブレードタイプ・ハムバッカーのDimarzio DP188 ”PRo TRACK”へ交換されています。

ピックガードは自作のようで全体的に形状が甘く、ペグは現行Klusonの3連ノーライン、ブリッジは3弦がプレーン弦でオクターブが合うように作られたMontreuxのコンペンセーテドブリッジ、ブリッジスタッドもMontreux 鉄製スタッドに交換されており、コントロールは近年製のCTSポット＋オレンジドロップ・コンデンサで、コントロールノブも近年の物に交換されており、各オリジナルパーツは付属しません。

ネックはほぼストレートのちょうど良い状態でトラスロッドの効きは良好、ナット＆フレットは交換されており、交換された幅広なフレットはすり合わせされているため全体的に高さはやや低くなっていますが、気になるようなビビりや音詰まりは無く演奏性は良好です。

木部以外はほぼ交換されておりオリジナル度は低いものの、ネック折れの修理やリフィニッシュといった大幅な修理歴は無く、全体に入ったウェザーチェックや無数のダメージなど貫禄十分のルックス。オリジナルのシングルコイルに比べてパワーのあるピックアップのため、Melody Maker/Olympic Specialならではのチープな音色に比べて全体的に太くい良い音色ながら、しっかりとアコースティックを感じる枯れた音色も残しており、気軽に使える60s Gibson/Epiphoneをお探しの方や改造ベースをお探しの方にもおすすめの一本です。

ブランド	Epiphone
モデル	Olympic Special
製造年	1963年頃
コンディション	通常使用する用途において問題無し
重量	2.95kg
付属品	ハードケース